バイクのサスペンションセッティング HSR九州でスポーツ走行 11月
前回、HSR九州を久しぶりに走行したけど、サスセッティングがひどくまともに走れる状態ではありませんでしたので、再挑戦!
サスペンションセッティングの基本
私の場合です。
ライダーごとに好みがあり、同じタイムでもセッティングは真逆もあったります。
私の場合は、減衰はあまりかけずバネっぽく使うのが好みです。
大昔、レースで使用していたRC45は硬いバイクだったので!!!
①前後の姿勢の決定
前後のイニシャル調整で旋回中の姿勢を決めています。
イニシャル調整で姿勢が決まっても、サスがフルストロークする、またその逆の場合スプリングレートの変更。
残ストロークはフロント5㎜ほど、リアは10㎜ほど残す感じにします。
②侵入
コーナーの侵入でフロントの信頼性が重要なので自分の思った動きにする為に減衰と油面で調整。
・ブレーキングでスコンとフロントが沈んで怖い場合はコンプを掛ける。落ち着きがない場合はテンションを掛ける事も!
フィーリングは良い感じだが、フルストロークしている場合は油面をちょっと上げる。
リアのスネーキングはリアを下げたい所ですがイニシャル掛けて車高で元に姿勢に戻した方が良い。 伸びきり時の追従性が上がる。
③旋回
ブレーキングレバーを離した瞬間やその後のフロントの戻り具合をテンションで調整。
跳ねる場合、コンプを抜いたりイニシャル抜いたり。
④加速
アクセル開けて行く時のリアタイヤのスライドコントロール性や立ち上がり方向の調整でイニシャルや減衰や車高で調整。
ここはちょっと難しい。
アンダー対策は、リア荷重を増やす方向でも良くなるしイニシャル掛ける方向でもフロント荷重が増え2次旋回が良くなることもある為、自分のバイクの姿勢との兼ね合いで調整要!
スライドコントロールは、コンプで滑り出しを決めてテンションでスライド量を決める感じ!?!
◆最近のMOTOGPでの主流は柔らかいバネにイニシャルガンガンかけるみたいです。 それだけ掛けても減衰で調整できる高性能なサスなんでしょう!!!
今回の走行仕様
前回の走行でRRサスのストロークがバンプラバーに当たっている状態だったので、イニシャル掛けて良いのですが、ものは試しとスプリングレートを上げてのトライ!
95N/mmから100N/mmに変更。
ただ 今回気になるのはタイヤ!!!
街乗り1700㎞と前回サーキットでも使用したピレリのスーパーコルサSP V3はズルズルです!
ストリートタイヤなうえ使い込んでます!
レート違いの確認だけなので良しとします。
もう1点 全開S字の切り返しで、足元が窮屈だったのでステップの位置を10㎜下げてみました。
おっさん楽々仕様です!
※関係ないけどゼッケンを作った。
30分のみの走行ですが、皆様の迷惑にならない様、しっかりとテールランプやウインカーにガムテープを張り付け走行。
走行した結果!
車体全体が高くなったと感じる!
3コーナー立ち上がりからの加速と6コーナー立ち上がりでRRがズルズル流れますがコントロールはし易い。またRRスプリングレートを上げているので荷重がかかった時にフロント荷重が増えた姿勢となり変な軽さは無くなった
S字の切り返しは、ステップ下げたからか動きやすい。
これが一番良かった様な!
今回の問題は
最終コーナーを立ち上がった後メインストレートでフロントが振られる!
途中ピットインしフロントのイニシャルと抜いたり掛けたりしたけど あまり効果なし! 大きく振った方が変化が見れて良かったかも!
リアのスライドコントロール性は上がったけどリアが硬くリジッドで滑る感じもあるので、元に戻しイニシャル掛ける方がサスの動きが出てイイかも!!!
再検討要で終了。
サスセッティング記録 2020年11月14日
V3SP(1700㎞走行とHSR30分4回)
FR R9.5 L10.05で9.8
残スト8㎜
RR 100N.mm
残スト14~16mm
(これはズルズルで横に逃げる為)
Best 1分7秒5
※ハイグリップタイヤを履いてみたいですが、嫁がね~!
走行の為と嫁のご機嫌グッズ!
今回も全然と走行記録と嫁の機嫌を損ねない様にエアゲージ・タイヤウォーマー ・メンテナンススタンド ・ガムテープ・タイラップ・発電機 ・電気ケトル ・テーブル ・折り畳みイス・温湿度計 は忘れずに持って行ってます。
また、ラップタイマーはあった方がタイムが分かり楽しいですよ。